赤ちゃんは、ママから胎盤を通して栄養が運ばれます。妊婦さんがアルコールを飲むことで、赤ちゃんに栄養と同じように運ばれてしまいます。
ママは、肝臓でアルコールの分解ができますが、赤ちゃんの体はまだ未発達なので、アルコールを分解するのに時間がかかるし負担が大きいのです。
妊娠中にお酒を飲むと、胎児性アルコール症候群を赤ちゃんが引き起こす可能性があるので、妊娠中は飲酒をしないように注意しましょう。
厚生労働省の調査によると、アルコールを1日60グラム、ビールにすると1.5ℓほどを、毎日飲んでいるママから生まれた赤ちゃんは、体重が少なく頭が小さいという結果だったそうです。
体重が少なかったり身長が低かったり、胎児性アルコール症候群による影響で発達が遅れても、赤ちゃんが成長するとしだいにわからなくなりますが、子供への影響はそれだけではありません。
赤ちゃんがおおきくなるにつれて、うつ病や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの障害が現れることもあります。胎児性アルコール症候群になると、治療法はないといわれているので、産まれてくる赤ちゃんのことを思って妊娠中のアルコールは我慢してくださいね。