風邪と妊娠の初期症状の違いとは!?

妊娠した女性の画像

妊娠したときの症状は、風邪の症状によく似ているといわれいます。女性の基礎体温は、生理周期に合わせて変化するため、妊娠して高温期に入ると体がほてったり、熱っぽさやだるさという症状が現れます。

妊娠初期の症状は風邪に似ているので、勘違いする方もいるかもしれませんね。そのため、
妊娠と気づかずに市販の風薬を飲んでしまうと、赤ちゃんに悪影響を与える可能性もあるので、女性は生理の予定日頃は注意しておく必要があります。

頭が痛く頭痛がしたり、微熱や吐き気だけでは、風邪と判断しにくいですが、鼻水や咳、のどの痛みなどの症状があれば、風邪の可能性は高くなると思います。

妊娠初期にでやすい症状として、おりものに少量の出血があったり量が増えたり、胸が張っていたり、味や匂いに敏感になったりしたら、妊娠の可能性は高いといえます。

子供が欲しいと思っている人は、市販の薬を飲まないように気を付けていると思いますが、自己判断をして薬を飲んでしまうと大変なので、生理予定日前後は注意しましょう。

生理予定日から1週間過ぎても生理が来ないときは、妊娠検査薬を使って判断するのもよいでしょう。

妊娠すると暑いと感じるのはなぜ!?

妊婦さんの画像

妊娠すると赤ちゃんを迎えるために乳腺が発達し、血流がよくなるので胸元の体温が上がり汗をかきやすくなります。

一人目より二人目のほうが汗をかきやすいのは、乳腺がすでに発達していることが原因のようです。

また、赤ちゃんを守ろうと体は脂肪を蓄えることで、妊娠すると暑いと感じます。

さらに、ホルモンバランスの崩れが起こるため、体温調節が難しくなることで暑いと感じます。

妊娠すると体がほてりやすく暑いと感じるので、冷たいものを飲んだり体を冷やしたりししまいがちですが、そうすることで冷えを引き起こします。

冷え性になることで血流がわるくなるため、むくみの原因となります。

また、内臓が冷えると卵管や子宮などの生殖器も冷えるので、お腹が張りやすく早産や流産の可能性も高まります。子宮の収縮も悪くなるため、分娩が長引いたりすることになります。

また、冷え性が逆子になりやすいのは、赤ちゃんがあたたかな場所を探して動くことで、ママが冷え性だと温かい心臓側に頭を移動させるので、逆子になりやすいようです。

冷え性を改善するには、温かい食べ物や飲み物をとるようにしたり、無理をしない程度に軽く運動やストレッチをしたり、出産に控えて冷え性対策をしましょう。

妊娠中の食事で生ものを控えたほうがよいのはなぜ?

お刺身の画像

妊娠したら、お刺身などの生ものは食べないほうがいいよ!とよくいいますが、なぜだめなのか理由がよくわからない方もいますよね。

なぜ、刺身やお寿司などの生ものがダメなのかというと、食中毒を起こす可能性もあるし、魚によっては水銀を含んでいるものもあるからです。

妊娠すると臭いに敏感になったりと、普段とは違って体が敏感になったり変化があります。免疫力も妊娠前より低下しているので、いつもなら大丈夫な食べ物も、妊娠中はダメだということもあります。

また、金目鯛やマグロにはメチル水銀という有害な物質が含まれます。私たち大人が水銀が含まれた食べ物を食べても、体はそれを排出してくれる働きをしてくれますが、お腹の赤ちゃんはまだ体が発達している途中です。

ママが水銀の含まれた食物を食べることで、胎盤から赤ちゃんに運ばれるため、影響があることもあります。

厚生労働省が出している1週間の魚の摂取量です。

本マグロ=約80Gまで
メバチマグロ=80Gまで
ミナミマグロ=約160gまで

魚すべてに水銀が含まれているわけではないので、鮭やサバ、鯵、イワシなどは、あまり気にすることはありませんが、生で食べるときは食中毒などにならないように気を付けましょう。

妊娠中に起こりやすい頭痛を楽にする方法は!

頭が痛い女性の画像

妊娠週におこる頭痛には、ホルモンのバランスによっておこる偏頭痛や、血行不良によっておこる緊張型の頭痛があるようです。

ホルモンバランスによっておこる偏頭痛は、脳の血管が広がることでおきるのが原因のようなので、静かで光の当たらない場所で、横になってリラックスしてくださいね。

頭痛のときは、温めると痛みがひどくなるので、湯船につからずシャワーにしましょう。

カフェインには、血管を収縮させる効果があるようなので、偏頭痛がおこったときはコーヒーや紅茶を飲むのもよいです。ですが、妊娠中は、カフェインのとりすぎはよくないので、1日1杯程度にしてくださいね。

また、運動不足などの血行不良でおきる頭痛は、首や肩を回したり、ツボを押すのも効果的です。

ましょう。痛みを感じたら偏頭痛と同じように安静にして、後頭部や首、肩など痛みを感じる部分に蒸しタオルを当ててください。

直接温めるだけではなく、首や肩、腕の筋肉を動かすだけでも血行がよくなります。血行を良くする方法にはツボ押しも効果的です。

頭が痛いからと今までのように薬を飲んではいけません。妊娠中は、薬によっては赤ちゃんに影響があるものもあるので注意が必要です。

頭痛がひどい方は、検診にいったときに医師と相談して、赤ちゃんに影響のない頭痛薬を処方してもらってくださいね。

妊娠中のアルコール(飲酒)は控えよう!

ビールの画像

赤ちゃんは、ママから胎盤を通して栄養が運ばれます。妊婦さんがアルコールを飲むことで、赤ちゃんに栄養と同じように運ばれてしまいます。

ママは、肝臓でアルコールの分解ができますが、赤ちゃんの体はまだ未発達なので、アルコールを分解するのに時間がかかるし負担が大きいのです。

妊娠中にお酒を飲むと、胎児性アルコール症候群を赤ちゃんが引き起こす可能性があるので、妊娠中は飲酒をしないように注意しましょう。

厚生労働省の調査によると、アルコールを1日60グラム、ビールにすると1.5ℓほどを、毎日飲んでいるママから生まれた赤ちゃんは、体重が少なく頭が小さいという結果だったそうです。

体重が少なかったり身長が低かったり、胎児性アルコール症候群による影響で発達が遅れても、赤ちゃんが成長するとしだいにわからなくなりますが、子供への影響はそれだけではありません。

赤ちゃんがおおきくなるにつれて、うつ病や注意欠陥多動性障害(ADHD)などの障害が現れることもあります。胎児性アルコール症候群になると、治療法はないといわれているので、産まれてくる赤ちゃんのことを思って妊娠中のアルコールは我慢してくださいね。